2026年10月10日

Next.jsとAstro、どちらで作る?Webサイトの目的から考えるフレームワークの選び方

WEB制作Jamstackエンジニアリング
Next.jsとAstro、どちらで作る?Webサイトの目的から考えるフレームワークの選び方

Jamstack構成でWebサイトを作るとき、フロントエンドのフレームワークとしてよく候補に挙がるのが Next.js と Astro です。
どちらもmicroCMSなどのヘッドレスCMSと組み合わせて、速くて安全なサイトを作れます。では、実際にはどう選べばよいのでしょうか。
ブラキオでは「どちらが優れているか」ではなく、そのサイトで何を実現したいか から選ぶようにしています。今回は、その考え方をご紹介します。

Next.jsとAstroの違いをざっくり言うと

  • Next.js:Reactをベースにした、Webアプリケーションまで作れるフレームワーク
  • Astro:コンテンツを見せることに特化し、必要な部分だけJavaScriptを動かすフレームワーク

Next.jsは、ログイン機能や会員ページ、検索、管理画面のような「動きのある機能」が増えても対応しやすいのが強みです。
Astroは、基本的にHTMLとして配信し、動きが必要な部分だけJavaScriptを読み込む設計(アイランドアーキテクチャ)のため、何もしなくても軽いページになりやすいのが強みです。

Astroが向いているサイト

  • 会社案内やサービス紹介が中心のコーポレートサイト
  • ブログやお知らせなど、読むコンテンツが中心のサイト
  • キャンペーンLPのように、表示速度が成果に直結するページ
  • ドキュメントサイト

こうしたサイトは「情報をきちんと、速く届けること」が一番の目的です。ページごとに読み込むJavaScriptが少ないほど表示は速くなり、Core Web Vitalsのスコアも出しやすくなります。

Next.jsが向いているサイト

  • 会員登録・ログインなど、ユーザーごとに表示が変わる機能がある
  • 絞り込み検索やシミュレーターなど、画面上の操作が多い
  • 将来的にWebサービスやアプリケーションへ育てていく予定がある
  • 社内にReactで開発しているエンジニアがいて、一緒に保守していきたい

最初は小さなサイトでも、公開後に機能を足していく計画があるなら、最初から拡張しやすいNext.jsで作っておくほうが、結果的に作り直しのコストを抑えられます。

迷ったときに確認したい3つの質問

  1. そのサイトは「読ませる」ものか、「操作させる」ものか
    読ませるサイトならAstro、操作させるサイトならNext.jsが基本の考え方です。
  2. 公開後、どんな機能を追加する可能性があるか
    1〜2年後のサイトの姿を想像すると、選ぶべきものが見えてきます。
  3. 誰が保守していくのか
    社内のエンジニアが関わるなら、その人たちが慣れている技術を選ぶことも大切です。

CMSの使い勝手はどちらでも変わらない

「フレームワークが違うと、更新作業も変わるのでは?」と心配される方もいますが、その心配はありません。
記事やお知らせの更新はmicroCMSなどのヘッドレスCMSの管理画面で行うため、更新担当者の操作はどちらのフレームワークでも同じ です。
フレームワークの選択は、あくまで「サイトをどう作り、どう育てるか」という制作側の判断です。運用する方の使い勝手を犠牲にすることはありません。

技術は目的のための手段

新しい技術が出るたびに「今はこれが流行っている」という話が出てきます。
しかし大切なのは、流行っているかどうかではなく、そのサイトの目的に合っているか、公開後も無理なく運用・保守できるか です。
ブラキオでは、ヒアリングの段階でサイトの目的や今後の計画を伺い、そのうえでNext.jsとAstroのどちらが合っているかをご提案しています。

「自社のサイトにはどちらが合うのか知りたい」「今のサイトが重くて困っている」といったお悩みがあれば、ぜひ株式会社ブラキオにご相談ください。目的に合った技術選定から、公開後の改善まで一緒に進めていきます。

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